ユダヤ人の頭(イディシェ・コップ)①
皆さんはユダヤ人と聞くと何を思い浮かべるだろうか?
僕が思いつく限りでは、下記のようなことだ(思いついた順)
3.世界を牛耳ろうとしている(ユダヤの陰謀)
5.イスラエル
一般的なイメージとしても上記に集約されるのではないだろうか。
ここで、なぜ僕がユダヤ人を取り上げたか、理由を簡単に書くと、下記のようなことを思ったからだ。
『ユダヤ人は成功者(金銭的、学問的)
が多いけど、いったい何が優れているのだろう?何か秘密があるんじゃなかろうか?』
もちろん、突然思いついた訳ではなく、次の2つのようなことが、心に引っかかっていたからである。
1つは、成功者に共通する特徴としてユダヤ人ていうのがあるなと漠然と思っていたということと、2つ目は氾濫するビジネス書をいろいろつまみ食いして己を向上させるよりは、もっと普遍的なところから学んだ方が良いのではないかという問題意識があったということだ。
さて、ここでその秘密に入る前に、ユダヤ人に対するイメージについて振り返ってみたい。
1.億万長者が多い
2.歴史に名を残す学者が多い
上の1,2については事実であるし、特に異論はないだろう。
ちなみに1,2それぞれを金銭面、学問面と分けると、さらに以下のような事実がある。
金銭面:アメリカの富豪トップ200人の内25ー30%がユダヤ人(2003)
では下記についてのイメージはどうだろうか。
3.世界を牛耳ろうとしている
4.歴史上迫害を受け続けてきた
5.イスラエル
そして、実際にはこの定義に当てはまる場合が多い。
つまり、ユダヤ人と言っても、我々がイメージするような、なんとなく欧米人ぽい風貌の人もいれば、中東系もいるし、アジア系もいるということだ。
それは4.歴史的に迫害を受けてきたということと関係している。
詳細な歴史はここでは紹介しないが、
大まかに書くとすると、以下のような迫害の歴史がある
紀元前
・エジフト人による迫害
・バビロニアでの迫害
紀元後
・ローマ帝国での迫害(紀元前も一部含む)
・キリスト教徒による迫害
・ロシアでの迫害
・ナチスによる迫害
ユダヤ人の歴史は迫害の歴史である。
このことによりユダヤ人の大きな特徴として下記の2つが挙げられる
1つは国を持つことができなかったため、土地のような資産が持てないこと、
もう1つは地理的な拡散(ディアスポラという)である
正解は2010年で1,358万人だ。(世界の人口の0.02%で、東京都の人口ぐらい*1,338万人 2015年)
これを聞いて皆さんは正直どう思うだろうか、僕は「少な!」と思った。
そう考えると、3.世界を牛耳ろうとしているということに少し「?」が付いてくる。
東京都の人数かつ、全世界に拡散した状態でどうやって世界を牛耳るのだろうか?
しかし、それならば人口、ネットワークで中国人が世界を牛耳ろうとしている、という方が、まだ現実味があるのではないだろうか。
ご参照いただきたい。
ユダヤ人について基本的なところがわかってきたところで、ようやく本題の
『ユダヤ人は成功者(金銭的、学問的)
が多いけど、いったい何が優れているのだろう?何か秘密があるんじゃなかろうか?』
に入っていこう。
ここでもう一度、1,2で挙げられた下記の事実を振り返ってみよう
世界の人口の0.02%ということを鑑みると、より上記の事実の凄みが増すはずだ
[ユダヤ人の頭(イディシェ・コップ)②へ続く]