hamaokaのDT日誌

DTラジオパーソナリティhamaokaが気付いたこと、考えたことを書いて行きます。主にビジネスよりの内容になると思います。

戦略的ニヒリズム

今更ながらはてなブログを始めてみた。
使い方、機能等は正直まだあまりよくわかっていないが、とりあえず書きながら学んで行こうと思う。

表題は僕の思いつきで、言い換えると「目標達成のための考え方」の一つだ。

世間一般で目標達成の考え方といえば、
1. 目標を決める
2. いつまでに何をやるかの小目標を決める
3. 1ヶ月、1週間、1日の行動に落しこむ

4. 実践しPDCAを回して行く

何てところだろう。

人によってやり方は沢山有るだろうが、基本は上記の用なやり方がオーソドックスだと思う。

それに対して僕の考えるやり方は、オーソドックスなやり方を踏襲しつつも、そのメンタリティのところで変化をつけたものだ。

具体的なやり方としては、まず何か目標を決める。例えば「TOEIC600点を取る」にするとしよう。

そうしたら、とりあえずやらなければならないこと(必要条件)を挙げる。

上記目標の場合は

•英単語を覚える
TOEIC公式問題集を解く
•英語のニュースを聴く
•英会話スクールに通う

などがある。

それで一度決めたら、ここからが表題の戦略的ニヒリズムの考えになるのだが、『目標含め、やると決めたことの意味を、1度意味のないものと捉えなおす』のだ。

どういうことかというと、例えばTOEIC600点は昨今の英語力向上プレッシャーから来る、自分にとっての必要性という意味があるとする。
600点あれば昇進要件にも入るし、英語に興味を持って外国人とのコミュニケーションもするようになるかもしれない。

そのためには単語を覚えたり、問題集を解いたりしなくてはならない。

と、いうような一連の意味をキャンセルし、無にして、ただやると決めたことを黙々とやることだ。

一体これがなぜ目標達成に効くかというと、人間誰しも怠け癖があるもので、1度目標を決めても様々な理由をつけて、やらなければならないことを、やらずにしてしまう。

結局、やらなかった理由を作る時間があったら、実際にやれてた、みたいなことも起こる。

それもこれも自分が目標を掲げた時の意味と、今楽をしたいと言う意味の、『意味』と『意味』のぶつけ合いをしてしまうから、目標達成の意味が勝てば、やらなければならないことをやるし、今楽をしたい意味が勝てばやるべきことをやらない、みたいなことが起きてしまう。

これは無駄だと僕は考え、『だったら意味など無くしてしまえ』と思ったのが、戦略的ニヒリズムの考えである。

『意味』と『意味』のぶつかり合いを回避し、ただやるべきことを黙々とやる。そこには何故やらなければならないかなどの意味はない。
と、ここで意味ないからやめようでは本末転倒なのだが、そうではなくて、ただやることを黙々と続けていると、『やっていることそのものにフォーカスが行く』のがこの戦略的ニヒリズムのもう一つのメリットだ。
つまりこれまで、行動がモチベーションに左右される、目標に対する意味指向から、目標に対する行動自体を左右する行動指向に変化するということだ。

分かりにくいだろうか。要するに今までは「今日はだるいから問題集解くのをやめよう」と考えるのが意味指向で、「昨日はリスニングをやったから、今日はライティングをやろう」というのが行動指向だ。

行動指向になればあとは勝手に、より良い方向にPDCAが回って行くはず!
(はずというのはまだこの考えを持って、僕自身が明確に目標達成したわけではないからなんだが)

ただ注意はあくまでニヒリズムを貫いて『意味』と『意味』のバトルを回避することだ。黙々とやろう。

この考えのデメリットはニヒリズムを貫いてしまうと、『達成感』がまるでなくなることだ。苦しみぬいて目標達成というドラマチックなストーリーは生まれない。おそらく達成した後の感想は「あぁ、そうか」程度だと思う。

まぁ「でも目標達成したんだからいっか」と開き直ろう。

興味がある人は『戦略的ニヒリズム』試してみてはどうだろうか。